吾唯足知 うさこの独り言

自分の声を聴く・・・

内なる子どもが泣けた日

アダルトチルドレンとか

インナーチャイルドとか

吐き出しワークとか

自己肯定とか

 

自分の生きづらさに気づいて

自分ではどうしようも無くなって

専門家に繋がって

かれこれ20年以上たつ

 

ちょっと遠い記憶になっていたが

最初にカウンセリングを受けていた頃

私はいつも号泣していた

なぜこんなに泣けてくるのか訳がわからず

ただ涙が溢れていた

 

カウンセリングルームを出た後に

特別な涙を経験したことがある

それはカウンセリング帰宅後の出来事だった

帰り道に無性に自分の内側をアウトプットしたい気持ちにかられ

なぜか習字道具を購入した

筆で書き殴りたくなったのだ

書いた内容ははっきり覚えていないが

恐らく母に言いたかったことだったように思う

 

「一緒にいて欲しかったよー」

「優しくして欲しかったよー」

「なんで父から守ってくれなかったの」

 

こんな感じで書き殴りながら独りで涙を流し

涙が嗚咽になり、そのうち地団駄を踏み鳴らし

書き殴った文字を声に出して号泣しながら叫んでいた

まさに内なる子どもが出て来て

私はずっとここにいたのに

見つけてよー寂しいよー

 

凄くドタバタ地団駄踏んで悲しみがあった

 

あれから30年

相変わらず人の顔色が気になるが

随分と生きやすくなったと感じている

もう大丈夫なのかなと思う時もあった

最近Webで出会ったインナーチャイルドの癒しのワークをやっていたら

あの時と同じように地団駄を踏みながら泣き叫ぶ自分がいた

 

大丈夫になるとか

解決したとか

そういう白黒ではなくて

昔起こったことがどうであれ

毎日毎日、その時その時、

いつも自分の心に耳を傾けることが必要なのだなと思った

何かしらの拍子にひょこっと悲しみを抱えた子どもが顔を出すかもしれないから

そうしたらいつでも一緒に泣いてあげる

またおいで