吾唯足知 うさこの独り言

自分の声を聴く・・・

自分の感情を感じ切る

私はACのことも含めて、すぐ上の姉には自分のありのままの感情を吐露できる。

先日来、御仁が多忙を極め音信がないことで生じた辛い気持ちを姉へのLINEで呟いた。

御仁が悪いわけでもなく、一言でいえば私が寂しかったということ、それでも意を決して企画イベント会場に年末の挨拶に伺うと客人の対応に追われていてゆっくり話すこともできず、挨拶のみ交わして終わり、気分はどん底だった。

その夜、久しぶりに来たLINEは、「タイトな日々で申し訳ない。良いクリスマスを」とあった。

申し訳ないという言葉を発するなんて、こちらが恐縮だし、御仁に罪悪感みたいに感じて欲しくない。

しかも良いクリスマスをという言葉には、我々ふたりが別々に居ることが突きつけられる感じがして逢えない悲しさが助長され、返信するエネルギーはもはやなかった。

 

こんな気持ちを多忙な御仁にぶつける訳にもいかず、姉に吐露したのだ。すると姉は、同じようにして御仁に素直に呟いてみたらどうかなと提案した。


姉から呟きの提案を貰った瞬間、「怖いよー。無理だあ。」って私のインナーチャイルドが怯えていた。


夜中に明日の都合はどうかとLINEがあったが未読のまま、そんな自分の気持ちにをしっかり感じてあげて、向き合うことにした。


そうすると、段々と恐怖よりも悲しみが湧いてきて、何度も自分の気持ちを感じては涙が滲んできた。

それというのは、「私の気持ちを無視しないでえ〜」というインナーチャイルドの叫びだった。


私はいつも親の理想とか、御仁に相応しい理想を自分に押しつけて、自分をないがしろにしてたからしんどかったんだなって気づいた。

それで、意を決して御仁に呟くことにして、何度も何度もLINEの下書きをした。その間、何度も涙が滲んだ。


ほぼ下書きが出来た頃、御仁から「●日もOkです」という能天気な調子でLINEが来た。

私は、長時間LINEを未読にしていることで、御仁が心配してるかなとか、私の不満が伝わってしまったかなとか、相手のことばかり考えて不安になっていたので拍子抜けした。

でもいつもの御仁の調子に、所詮、私とは違う人種だから、全てを受け止めて貰いたいというのは、叶うはずがないし、その必要もないなと思った。


だからといって、自分の気持ちを無かったことにするのは嫌だと思えたので、もう一度下書きを見直した。

そして、いかにもわかってください的なところは削除して「しばらく連絡がなくてしょんぼりしてましたが、昨日は元気そうないつもの熱い語りに惚れ惚れでした。予定が詰まっているので、伺うことが叶いませんが、私も成すべきことに精進します。」


このしょんぼりという一言に、私の正直な気持ちを込めつつ、我々2人の共通する人生のテーマである「成すべきことに精進」と書くことで、成すべきことに向かう御仁の生き様を、私が如何に敬愛しているかが伝わるといいなと思っている。


最初の下書きでは、受け止めて欲しい自分の気持ちを長々と書き出したわけだが、その作業で涙が滲むほどに自分の感情を感じることで、自分のインナーチャイルドが癒されたんだと思った。


自分の気持ちを受け止めてあげましょうとか、書き出すというのは知識では知っていたが、感じ切るとはどういうことなのかが、今回ようやくわかった気がする。


ちゃんと自分に向き合って受け止めたら、ようやく自分と仲良くなれた気がして、面倒臭いやつだともし御仁に振られても、自分には自分がいるから大丈夫だって思えて、怯える気持ちが減った気がする。


御仁が誕生日祝いをSNSで言うの嫌がるように(直接も言わないが)、自分自身がSNSは事務的連絡と割り切るよう、しばらく自分からは次の連絡をやめようと思う。

ちょっとでも関わりたくて、年末年始のメッセージもこちらからLINEでしていたが、やめようと思う。以前からやめようと思ってたSNSのいいねも、御仁が期待してるし心配するかなって、時々ついしてしまったけど、御仁が云々じゃなく、私がしたいと思った時にすることにして、しばらくはやめようと思う。


そうやってしばらく御仁から離れて、自分自身と仲良くしよう。


今回のことで、成長した気になっても、また怖いよーってぶり返すとは思うが、少しずつでも怖さが減れば、生きやすくなるのではないかと思う。


御仁とは、いろいろ辛いこともあるけど、結局は御仁の問題じゃなくて、自分自身の人生の課題に向き合わされてるだけだなと思う。


気づきを与えてくれた御仁に、いつも受け止めてくれる姉に感謝。

そしていつも蔑ろにしてしまう自分と共にいてくれている私に感謝。