吾唯足知 うさこの独り言

自分の声を聴く・・・

アサーティブに

「アサーティブなコミュニケーション」

これが最近の私のテーマである。ACとの関連から自己表現が難しいという課題をずっと抱えていた。相手の機嫌を損ねないやり方に常にアンテナを立てることに慣れていたので、自分の感情がわからない。レストランでメニューを決めるのすら一苦労。「何が食べたいか」ではなく、「何を選ぶべきか」ということに頭が一杯だからだ。

 

アサーティブという言葉は以前から知っていたが、単なる自己主張という漠然とした理解があり、ゼロ百ではあるものの自己主張は何とか頑張っているからと自分に言い聞かせて、あまりアサーティブについて向き合いたくない気持ちがどこかにあったように思う。

しかしひょんなきっかけから、アサーティブについて学ぶ機会があり、書籍を一気に4冊程購入し読み漁った。なぜアサーティブになれないのか、どのようにしてアサーティブな自分になるか等、わたしの気持ちにかなりフィットするワードが沢山あった。参考までに、とても著者の温かい人柄が伝わりとても癒されたのは、心理学者の平木典子氏”自己カウンセリングとアサーションのすすめ”である。頭で理解するのと、行動が変わるのとは次元が異なるものの、自分の行動の指針を示してくれる。特に安心する言葉は、アサーティブにならなければならないと思わないこと、アサーティブにふるまうかどうかをその時々で自分で選択することが大切と書いている。私のようなゼロ百人間は常に「なりたい」⇒「ねばならない」になりがちであり、それが自分を苦しめるため、自分の在り方はその時々で自分が選択するのだというメッセージは、最も大切な学びであった。

 

自分の感情を知ること、自分の感情を表現するかどうかを選択すること。シンプルだが、マイナス感情については特に取り扱いが難しい。ついつい「いい人」「立派そうな人」に見られたくて、自分のマイナス感情を抑えてしまう。「いい人に見られたい」も自分の感情なのだろうから、何を表現すべき自分の感情とすればいいのかさっぱりわからなくなることがある。自分の感情を抑えて、望まれそうなことを察知して振る舞う癖は、何十年もかかってついたのだから、丁寧に自分と向き合いながら自分をケアしたい。自分の心の声と向き合い表現すること、それがこのブログを始めた理由でもある。