持病のある御仁の調子が悪い時は、いつ逢えなくなっても後悔しないように、逢える時には逢おうと思っていた。
先日のような自分のモヤモヤするする気持ちを大切にすること、自分を蔑ろにしたり、無理しないことは大切なことだ。
しかし、もし今日が最期の日だとすると自分はどう選択するかと考えることの大切さを思い出した。
多くの場合、きっと明日も自分は目覚めるだろうし、きっとあの人も生きていて、また逢えると思っている。
でもそれは必ずしも事実ではない。
今日、御仁の体調が良くないことを知らされて、はっとして自分が油断していたことを目の当たりにした。
御仁が無事でさえあれば、私のモヤモヤは取るに足りない次元だった。
モヤモヤを伝えたことを少し後悔する気持ちを感じつつも、いやいやお互いが正直でいることが、互いを尊重しながら関係を紡ぐということになるのではと自分を慰めてみたりした。
自分の気持ちも、相手との関係も、全ては命の期限を意識しながら大切にしたい。
少しでも長く御仁と過ごせますように。