莫妄想

莫妄想とは、禅語で「まくもうぞう」と読み、生死、是非、善悪、勝敗などにこだわることなく、全身全霊を挙して一心不乱にやり貫けという意味を含みます。

わたしはというと、善悪のジャッジに常に執着していることが多く、人が自分のことを悪く思っているのではないか、怒っているのではないかという想いにかられるというような妄想に陥る。

今目の前で起きていることに集中すること、起きてないことをあれこれ想像するのをやめること、頭ではわかっているけれど、実行はなかなか難しい。

でもだからこそ挑もう。莫妄想！莫妄想！

昨日の観月祭での人目を気にしてエネルギー消耗していたため、今日一日はどんよりと過ごした。特に自分自身が楽しんでいない様子が、御仁に見透かされたのではないかという心配に駆られている。そもそも「楽しんでないことは悪い」「楽しんでないことを悟られてはだめだ」という考え自体、ジャッジだし自分の感情を蓋をする行為だ。これもわかっているのに、手放したいのになかなか手放せないでいる。なぜだろう。

ひとまず念仏のように唱えてみるか。莫妄想！莫妄想！